Oラインのムダ毛の存在に気づいた時、「なんでこんなところにまでムダ毛が!」とびっくりした人も多いと思います。
Oラインとは肛門周りのことですから、ヒジョーにデリケートな(かつ恥ずかしい)場所だし、直接見れないし、手も届きづらいので、自己処理の難易度も高いです。
正直、継続しての自己処理はおすすめできないのですが、そんな場所だからこそ、どうしたら良いか悩んでいる人も多いはず。
そこで、この記事ではOラインの自己処理を安全に行う方法について紹介していきます。
目次
Oラインのムダ毛はすべて処理をするのがおすすめ
Oラインのムダ毛をなんとかしたいと思っているなら、すべて処理してしまうのがおすすめです。
みんなのOラインのムダ毛のお手入れ事情や安全なお手入れ方法について解説していきます。
Oラインのムダ毛は5人に2人の女性が処理している!
イマドキ女子たちのムダ毛のお手入れの範囲は、デリケートゾーンにまで広がっており、しかも多くの人がまずトライするVラインだけにとどまらないんです。
シック(言わずと知れたカミソリやヒゲ剃りのメーカー)が行なった調査によるとIラインを処理しているという人は約半数。
そしてOラインも4割、つまり5人に2人は処理しているという結果が出ています。
VラインやIラインの処理については別ページで詳しく解説していますので、気になる方は是非参考にしてみてください。
<関連記事>
「Vラインの自己処理【形・長さ・チクチク対策】オススメ方法まとめ」
「Iラインの自己処理はどこまで?安全で正しい処理方法はコレです!」
Oライン自己処理で一番安全なお手入れ方法は?【比較表】
Oライン処理に 適しているか |
肌への安全性 | 値段 | 使用ペース | |
---|---|---|---|---|
電気 シェーバー |
適している | 肌を傷めない |
2,000円~
(フェリエ) |
2~3日に 1回 |
ヒート カッター |
おすすめ しない |
見えづらいので 火傷の危険も |
2,500円~
(Vライン |
1ヵ月に 1回 |
カミソリ | おすすめ しない |
肌を傷つける |
100円~ | 2~3日に 1回 |
除毛クリーム | おすすめ しない |
肌が荒れる |
700円~ | 1~2週間に 1回 |
ブラジリアン ワックス |
おすすめ しない |
肌が荒れる (埋没毛・毛嚢炎の 原因にも) |
2000円~ | 1ヵ月に 1回 |
毛抜き | NG |
肌が荒れる (埋没毛・毛嚢炎の 原因にも) |
100円~ | 1ヵ月に 1回 |
家庭用脱毛器 | おすすめ しない |
慎重に使わないと 肌が荒れることも |
69,800円~
(ケノン) |
2週間~ 1ヵ月に1回 |
ムダ毛を自己処理する方法はいろいろあれど、Oラインという非常にデリケートな部位となると、安全に処理できるということが最も重要になってきます。
Oラインは見えづらく、手が届きにくく、皮膚も薄くて繊細です。
この表で×印が付いている方法はまずNGで、△のマークのついた方法もとてもおすすめはできません。
肌を傷つけたり、肌荒れが起こるのを避けるには、電気シェーバーでの処理がおすすめです。
【Oラインの自己処理】電気シェーバーで剃るのが比較的安全!
▲電気シェーバー「フェリエ」
Oラインを自己処理するならフェイス用の電気シェーバーがおすすめです。
刃が直接肌に触れないため、肌を傷つけることなく安全にムダ毛を処理することができ、しかも価格もお手頃。
アマゾンでも2,487円で買えますので、持っていない人は是非1本用意するようにしましょう。
Oライン自己処理の正しいやり方【道具・場所・体勢・手順】
Oライン自己処理に用意するもの |
---|
・電気シェーバー(フェイス用がおすすめ) ・鏡 ・保湿できるもの(ワセリンなどの保湿剤) ・蒸しタオル |
両手が使えるよう、鏡は自立できるものを用意しましょう。
また、Oラインはデリケートな部位なので、処理した後の保湿剤には、副作用の少ないワセリンがおすすめです。
精製度の高い白色ワセリンやサンホワイトはドラッグストアやアマゾンでも購入可能です。
Oライン自己処理におすすめの場所 |
---|
・お風呂場 ・自分の部屋(下に新聞紙などを置きましょう) |
Oラインを自己処理する時は、お風呂場や自分の部屋など、落ち着いて作業できる場所で行うようにしましょう。
鏡を使ってしか見ることができない部位なので、明るい部屋で自由な体勢を取れる空間があった方がやりやすいです。
Oライン自己処理をする前に確認したいこと【正しい姿勢】
Oラインは直接見ることができないので、鏡を使って処理します。
処理のしやすい姿勢は人によって違うので、基本的な姿勢を3種類ご紹介します。
Oラインの自己処理の基本姿勢①【M字に足を開く場合】
まずは基本姿勢の①。
お尻をついて床に座り、足をM字に開きます。
正面に鏡を置いて、Oラインのムダ毛の状態を確認します。
片方の手でお尻の肉を持ち上げると見えやすいです。
体が硬い人だと疲れる姿勢ですので、無理せず休憩しながら行いましょう。
Oラインの自己処理の基本姿勢③【横向きで腰をひねる】
2つめの姿勢は、横向きで腰をひねって行う方法です。
鏡を背中側に置いて、横向きで腰をひねって鏡を見るようにします。
この方法では、自分のOラインが後ろからだとどう見えるのか確認することができます。
体の柔軟性がないと手も届きにくい姿勢なので、つらいと感じたら無理はしないようにしましょう。
Oラインの自己処理の基本姿勢③【鏡にまたがる】
3つめは、鏡にまたがる姿勢です。
鏡を床に置いて、その上をまたいでしゃがみます。
膝を左右に大きく広げると処理しやすくなります。
足首や股関節が硬い人だとつらいと感じると思いますので、その時は無理をせず休み休み行うようにしましょう。
Oライン自己処理の正しい手順【自宅でできる5ステップ】
- Oライン周辺を洗い、汗や水分をふいて清潔にする
- 処理する部分を、しっかり確認する
- 蒸しタオルをあてて毛を柔らかくする
- 鏡を見ながら電気シェーバーで剃る
- 保湿剤で保護して完了
1.Oライン周辺を洗い、汗や水分をふいて清潔にする
まずはOライン周辺を清潔な状態にしましょう。
入浴後に処理するのも良いですし、さっとシャワーで洗ったり、ウエットティッシュなどを使って、汗や水分を拭き取ってください。
ウエットティッシュの場合は、赤ちゃん用のお尻拭きやアルコールフリーのものなど、肌に優しいものがおすすめです。
2.処理する部分を、しっかり確認する
自分のやりやすいポーズで体勢を整え、Oラインの形状や毛の量、毛の生え方など、処理する部分をしっかり確認します。
最初は恥ずかしさを感じたり、ギョッとしたり(笑)するかもしれませんが、自分の体ですから愛を持って丁寧に観察しましょう。
3.蒸しタオルをあてて毛を柔らかくする
処理する部分に蒸しタオルをあてて、毛を柔らかくします。
毛を柔らかくしておくと、シェーバーが毛に引っかかるのを防ぐことができるので、肌を傷つけにくくなります。
蒸しタオルは、タオルを濡らしてラップに包み、レンジで1分ほどチンするだけで簡単に作れます。
肌にあてる前に熱すぎないか必ず確認するようにしましょう。
4.鏡を見ながら電気シェーバーで剃る
電気シェーバーを使用する時のポイント |
---|
・毛の流れに逆らっても大丈夫 ・シェービング剤などを塗らずに空剃りで ・強く押し当てると肌を傷つけることもある ・皮膚がたるまない様に伸ばしながら使う ・肌に対して45°の角度で剃る(垂直はダメ) |
やりやすい姿勢で鏡を見ながら電気シェーバーで剃っていきます。
電気シェーバーはカミソリと違って毛の流れに逆らって(逆剃り)も大丈夫です。
シェービング剤などは塗らずに空剃りで、肌を傷つけないようそっと当てていきます。
肛門周辺の皮膚を伸ばしながら、肌に対して45°の角度で慌てずゆっくり剃っていきましょう。
5.保湿剤で保護して完了
最後に、ワセリンなどデリケートゾーンに使える保湿剤を塗って保護して完了です。
もし処理後にヒリヒリする場合は、固く絞った濡れタオルや保冷剤をくるんだタオルなどで冷やしてから保湿剤を塗るようにしましょう。
Oライン自己処理をするならVライン・Iライン処理もしておくのがオススメ!
Oラインの自己処理をするなら 、Vライン・Iラインのムダ毛も一緒に処理した方がバランスも整いおすすめです。
V・Iラインは、Oラインより手も届きやすいですが、正しい手順で行わないと思わぬトラブルを招く可能性があります。
安全に処理する方法について、事前にチェックするようにしましょう。
<関連記事>
「Vラインの自己処理【形・長さ・チクチク対策】オススメ方法まとめ」
「Iラインの自己処理はどこまで?安全で正しい処理方法はコレです!」
Oライン自己処理5つのメリット「蒸れない・衛生的・トイレも快適」
- ムレがなくなり不快感ゼロ
- 小さい下着が履ける
- 排泄物がつかなくなり、清潔になる
- トイレの時、きれいに拭きとれる
- 彼氏やパートナーとの性交渉で恥をかかない
メリット1.ムレなくなり不快感ゼロ
お尻の部分にすごくムレを感じる人と、そうでもない人といますが、実はお尻はムレやすい場所です。
Oラインのムダ毛が原因でムレを感じていた人は、自己処理をすることで解消され不快感もなくなります。
メリット2.小さい下着が履ける
Oラインのムダ毛を処理すると、Tバックなど小さい下着でもムダ毛を気にせず自信を持って履けます。
Tバックを持っていないという人はこの機会に是非1枚手に入れてみましょう。
細身のパンツやレギンスの時は、Tバックを履くと下着のラインも響かず綺麗に履けますよ。
メリット3.排泄物がつかなくなり、清潔になる
Oラインのムダ毛を処理しておけば、排泄物や生理の時の経血もつきにくくなります。
清潔さを保てるようになるので、不快な匂いやかぶれも防ぐことができるようになります。
メリット4.トイレの時、きれいに拭きとれる
排泄物がつきにくくなるので、トイレの時きれいに拭き取れるようになります。
実は何度も拭き取ると、そのたびに皮膚を摩擦することになり、これが黒ずみの原因の一つにもなっています。
拭き取りの回数は少ない方が、肌が黒ずむのを防ぐことができます。
メリット5.彼氏やパートナーとの性交渉で恥をかかない
自分ではOラインに毛が生えているなんて気づいていなくても、彼氏やパートナーは実は気づいているかもしれません。
もし、彼やパートナーにムダ毛のことを指摘されたら、恥ずかしいどころの騒ぎじゃないですよね。
しっかりお手入れしてからロマンティックな時間を過ごしたいものです。
Oライン自己処理はリスク大!5つのデメリット「かゆい・黒ずみ・肌トラブル」
- 自己処理が難しく大変
- 見えづらいので傷つけてしまう危険も
- チクチクしてかゆくて気になる
- 自己処理を続けると色素沈着に(黒ずみ)
- 毛嚢炎・埋没毛などの肌トラブルに
デメリット1.自己処理が難しく大変
Oラインは見えづらく、手も届きにくく、皮膚も繊細で、自己処理をするのがとても難しく大変な部位です。
なんでこんなところに毛が生えるの?と自分の体のことながら恨みたくなってしまうくらいです。
デメリット2.見えづらいので傷つけてしまう危険も
見えづらいし手も届きにくいので、慎重に処理しているつもりでもつい傷つけてしまう危険があります。
とにかく繊細な部位なので、安易な気持ちでカミソリや毛抜きを使うことはやめるようにしましょう。
デメリット3.チクチクしてかゆくて気になる
Oラインは普段はお尻のお肉に挟まれているので、シェーバーで剃ったムダ毛が伸びてくるとチクチクしたりかゆくなったりします。
それを防ぐためにまた剃っても、すぐにまたチクチクかゆくなるの繰り返しで、しかもさらなる肌トラブルが起こる可能性もあります。
デメリット4.自己処理を続けると色素沈着に(黒ずみ)
Oラインは、もともとトイレの時の拭き取りや下着との摩擦などで色素沈着(黒ずみ)が起きやすい場所です。
自己処理を頻繁に続けると、肌をそれだけ刺激するのでさらに色素沈着が進んでしまいます。
黒ずみはなかなか取れにくく、ひどい黒ずみだと脱毛サロンやクリニックでの施術の時に強い痛みを感じたり、施術自体が受けられないこともあります。
デメリット5.毛嚢炎・埋没毛などの肌トラブルに
ムダ毛の自己処理を頻繁に行っていると、傷ついた毛穴から雑菌が入ったり、皮膚が硬くなったりして毛嚢炎や埋没毛などの肌トラブルを起こす可能性が高くなります。
症状がひどくなると病院での治療が必要になる場合もあります。
体のムダ毛の中でも、Oラインの自己処理は特に難しく、メリットに比べてデメリットが多すぎます。
本当にOラインのムダ毛を綺麗にしたいなら、サロンやクリニックでの脱毛が安全で仕上がりも綺麗です。
Oライン自己処理のリスクはサロン・クリニックで回避できる!
Oラインを自己処理しても、すぐにまた毛が伸びてしまいます。
さらにチクチクやかゆみといった不快感だけでなく、怪我や色素沈着(黒ずみ)、埋没毛や毛嚢炎など、あまりにもリスクが多すぎるので、継続的な自己処理はおすすめできません。
サロンやクリニックで脱毛を行うことで、こういったリスクを回避することができ、難しくてわずらわしい自己処理からも解放されて、綺麗なOラインを手にいれることができます。
→詳しく知りたい人は「Oライン 全般」のページへ(※リンク)
Oライン自己処理で肌トラブルがあったらすぐに病院へ!
ちょっとした肌トラブルであれば、自己処理をやめ、患部を清潔に保ち、ワセリンなどで保護することで改善するかもしれません。
しかし、炎症を起こしてしまったり毛嚢炎が悪化した場合には、迷わず病院に行くようにしましょう。
恥ずかしいからといって自分でなんとかしようとすると、より深刻な状態になり、結果的に治療も長引き、跡が残ってしまう可能性も。
どうしても恥ずかしいなら女性ドクターのいるクリニックを受診するのもおすすめです。
また、医療脱毛を行なっているクリニックなら、デリケートゾーンのトラブルにも対応している場合があります。
まとめ:Oラインの自己処理をし続けるのはおすすめできない
Oラインのムダ毛は、その存在自体がショックだし、彼氏やパートナーに見られたくもないし、なんとかしたいと思うのは当然のこと。
ただしOラインの自己処理については、はっきり言えることがあります。
それは、自己処理をし続けるのはおすすめできないということです。
自己処理で得られるメリットは、ほんのしばらくの間、Oラインの毛が短くなるというだけ。
どれだけ丁寧に慎重に行なっても、見えづらく、届きづらく、皮膚も繊細で傷つきやすい場所ですので限界があります。
自己処理だとすぐチクチクして不快ですし、肌トラブルも心配です。
本当になんとかしたいと思うなら、サロンやクリニックで脱毛してもらう方が、安全だし仕上がりも綺麗で、一生もののOラインが手に入ります。